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●一般テーマ・連載
TIMS(列車情報管理装置)の概要 |
◆新型車両プロフィールガイド 東京急行電鉄5000系車両 神尾純一 |
◆ローカル私鉄 光と風と大地と 18 近畿日本鉄道伊賀線 寺田裕一 シリーズ◆世界の鉄道めぐり 6 イギリス(後) 秋山芳弘 日本の鉄道の心を求めて Roy Sinclair 中国初の国産高速列車 「先鋒」と「藍箭」を見る 秋山芳弘 世界遺産ダージリン・ヒマラヤン鉄道の近代化 ヒマラヤの蒸気ナローにディーゼル機 小牟田哲彦 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = BUS CORNER
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●特集にあたって● 日本の鉄道は、ある意味において非常に特殊である。国土の大半が山がちで、必然的に線形の悪い路線にならざるを得ないこと、そして鉄道創業時からの経緯で狭軌であることだ。この前提条件は、設備や車両がいかに進化しても、根本的な制約条件になっている。これを打ち破るには、新幹線という新しい規格の鉄道を敷く以外に方法がない。このような厳しい条件のもとで、在来線は今日までスピードアップを積み上げてきた。一方、歴史の浅い航空機や自動車交通など他の高速交通モードは現在では幹線鉄道をしのぐ充実ぶりであるから、その中での高速化は鉄道の生死を左右しかねない意味をもっている。ゆとりある旅では時間的価値観も異なり別の魅力づけも必要だが、根本的な利用を支えるものはいかに時間を短縮するかにかかっている。一部の在来線列車は狭軌鉄道の最高レベルをリードしているが、今後もできるだけ多くの列車で底上げを図らなければならないだろう。日本独自の振子車両で築き上げてきた高速化とは別に、新しい技術も芽生えようとしている。 |
編集長:竹島紀元 |