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●一般テーマ・連載 車両新製数減少の一方で進む国鉄型車両の淘汰 |
◆山手線でもE231系電車運転開始 山手線205系電車転用改造の概要 井上修 ◆新型車両プロフィールガイド 第三セクター化に生き残りをかけた高岡の路面電車 ◆鉄道政策ニュースを読む 近年のローカル鉄道の動向について 佐藤信之 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = |
シリーズ◆世界の鉄道めぐり 7 北朝鮮の旅 秋山芳弘 パリ交通公団のライトレール2号線 セーヌ河畔の軽快電車 勝田吉彰 大泊市街軌道と樺太拓殖鉄道 加藤洌 ◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 10 京王電鉄の輸送力増強工事 佐藤信之 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = BUS CORNER
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●特集にあたって● かつては「走るホテル」と称され旅行者に愛された寝台特急であるが、高速鉄道や航空機の発達により、夜を徹して長距離移動をする必要がなくなったことから、多くの列車が役割を終えた。現在残っている列車の多くも安定した需要に支えられているとは言いがたい。昼行の特急列車には次々と新型車両が投入されてきたが、寝台特急に関しては「サンライズエクスプレス」と「カシオペア」の新造を除けば改造により一部車両の姿が変わったのが精一杯で、基本的に以前の車両が使われ続けている。しかし、寝台特急のニーズが全く消滅してしまったとも言えず、夜行列車に、たんなる移動手段としての鉄道ではない〔何か〕を感じる人も少なくないようで、北海道に向けて一夜のロマンを楽しむ列車は大いに関心を集めている。また、長距離バスの好評を見るまでもなく夜行列車には実用の価値が備わっているのも事実で、過去の経緯にとらわれず便利で快適、かつ廉価で安心して利用できる現代の夜行列車の開発が望まれる。夜行の切捨ては鉄道全体を弱体化させる道につながりかねない。 |
編集長:竹島紀元 |