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◆鉄道政策ニュースを読む = = = = = = = = = = = = = = |
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RAILWAY TOPICSJR東日本 N'EXの輸送力増強を目的にグリーン車をクロハ253形に改造 |
◆RAILWAY REVIEW 種村直樹 ◆RJ FLASH/RJ ESSENTIAL ◆鉄道技術コラム 吉川文夫 ◆少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏 ◆Overseas Railway Topics 秋山芳弘 |
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2002年度上半期 私鉄車両のうごき 東京工業大学鉄道研究部 ◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 19 土佐電気鉄道の近年の動向 佐藤信之 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = シリーズ★市電のある街並 5 函館 栗原隆司
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●特集にあたって● 中山道幹線としての構想をルーツにもつ中央本線は、東は甲武鉄道が八王子まで開業させたのち、官設鉄道として甲府・岡谷と延びた。一方、西は中津川・野尻と延びて宮ノ越〜木曽福島間開通でようやく全通した。それでも1911年(明44)と、日本の鉄道網の中では早く、国の位置付けがうかがえる。今年は大月〜甲府〜韮崎間の開通から100年を迎える。一世紀を経た路線だけに歴史的な所産は数多く、非常に興味深いものがある。しかし一方、基本的に当時のインフラの上に成り立つ線路は、現代の輸送機関として競争力に大きな影響を及ぼしていることも事実のようだ。振子特急が最初に導入されたのは中央西線であったが、それに対して中央東線への振子導入がかなり遅かったことは、制約条件が非常に厳しいものであることを裏付けている。中央自動車道や長野自動車道との競合関係の下で、中央本線が地位を維持してゆくのは容易ではない。振子装置を採用せずに誕生したE257系特急電車は、スピード主義から一歩引いて、別の方策を模索する車両のように思える。 |
編集長:竹島紀元 |