表紙写真 真島満秀

苦境の三陸鉄道 転換第三セクターの現実 鈴木文彦/猪井貴志

コスト・サービスと公民の連携
地方の鉄道路線を支える 佐藤信之

南九州の第三セクター鉄道 粘りの18年
青い空と 碧の水と 鶴通孝/山崎友也

21世紀の地方交通線問題を考える 青木栄一
 

○一般テーマ・連載

◆連載 
割烹着駅長 真島満秀

◆連載 美しい風土 心地よい列車で綴る
特急にっぽん縦断2004
 平澤崇/山崎友也
16 スーパービュー踊り子8号 17 はこね12号
 18 成田エクスプレス27号

えちぜん鉄道

「浜名湖花博」が開催中の遠州を乗り歩く―
中部の駅百選を歩き、遊ぶ 11 種村直樹

JR貨物 スーパーレールカーゴ
M250系直流貨物電車 森田英嗣

名古屋臨海高速鉄道
あおなみ線と1000形車両の概要 三浦修一/吉野裕

213系先頭車化改造工事の概要 松岡成康/岡本祐次/関谷賢二

◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 33
京阪の都心乗入れと中之島高速鉄道 佐藤信之

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RAILWAY TOPICS

 

■つくばエクスプレスのレール締結
■磐越東線でC11牽引の「SLあぶくま号」
■小田急2600形が引退 6月5日さよなら運転
■北千住発元町・中華街行きを初めて運転
■名鉄の新型空港特急2000系 sentrairが登場
■加古川線電化開業用の103系改造車が登場
■「旧大社駅を重文に」と文化審議会が答申
■JRグループ決算 連結決算が各社好調
■東海道・山陽新幹線の次世代はN700系
■関西本線旧奈良駅舎の曳家工事を実施
■岡山駅の駅舎および構内改良始まる
■大手民鉄15社の乗客が12年ぶりに増加
■東武東上線に今秋新型通勤電車が登場
■のと鉄道 能登線廃止を正式決定
■名鉄空港線は10月16日から暫定輸送開始
■北勢線高速化で三セク会社を設立


RAILWAY REVIEW 種村直樹

◆少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏

Overseas Railway Topics 秋山芳弘
 

◆電鉄 往年の名車をクローズアップ 7 小田急電鉄5000形 東京工業大学鉄道研究部

大手私鉄の小さな径 19 
西日本鉄道甘木線・太宰府線 寺田裕一

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シリーズ◆世界の鉄道めぐり 32
タイ 2つのローカル線 秋山芳弘

ニュージャージーのリバーライン 桜庭正和

スペイン ビルバオの知られざる狭軌鉄道 服部重敬

中国鉄路の第5次大提速/近代化が進む 大連の軌道交通 勝田吉彰

王子製紙兜ロ恵事業所の雪上運材軌道 加藤冽

Ilha Formosa 麗しき島―台湾 高速鉄路 建設のあゆみ(40) 齋藤雅男

BUS CORNER
■DIARY 2004/05 ■WIDE LENS ■新刊紹介 ■RJ ESSENTIAL ■鉄道記事ざっくばらん ■CONTENTS ■タブレット/読者論壇 ■こちら「ジャーナル編集室」/次号予告
●特集にあたって● 地方交通線をめぐっては大きく20年ごとの動きがある。1960 年代のモータリゼーションによって中小民鉄の多くが廃線となり、1980年代には国鉄の経営再建との関係で輸送量の少ない支線が「鉄道の役目を終えた」として、以後の維持については地域の選択に任された格好となった。廃止対象の特定地方交通線のうち約半数がおもに地元主導の第三セクター鉄道となって今日に続いている。それからおよそ20年。以前とは明らかに違う最近の動きは、JR・民鉄・第三セクターのいずれも地方交通線では輸送量が漸減し、一方では整備新幹線開業の陰で並行在来線という新たな地方交通線が発生した。鉄道離れの傾向のもとで大都市圏の大手私鉄においても廃止の事例が発生している。都市間・都市圏の幹線輸送を除いて鉄道の存立自体がきわめて危うくなっており、事態は深刻である。そのような状況で、関係自治体とともに市民の手で自ら地域の鉄道を支えようとする動きが強まってきた。経営支援にもさまざまな手法が模索されている。残したい鉄道であるならば地域社会で盛り立ててゆく時代になったと言えよう。
 
編集長:竹島紀元
副編集長:宮原正和
編集部:
三浦衛 鶴通孝 杉浦誠
平賀尉哲 平澤崇
写真部:
沖勝則 目黒義浩
デザイン:
唯野信廣(唯野事務所)
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20040617   0408
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