表紙写真の
撮影
長根広和

 

特集●新幹線2001

グラフ 21世紀を駆ける 光のライナー 長根広和

こまちの憂い 3年半が過ぎた秋田新幹線新幹線に見る新在直通効果 平澤崇/目黒義浩

15年を駆け抜けた 2階建て新幹線100系ものがたり 鶴通孝

伝統の寝台急行は生き抜くか――?東海道の夜を守る「銀河」 種村直樹/沖勝則
新型電気軌道総合試験車(T4編成)の概要 田中守/三輪一弘/中野清八郎
ここまで進んだ整備新幹線工事 編集部

洗練された新幹線サービスの実現
さらなる高速化の必要性と求められる技術 曽根悟

  一般記事  
 
スイスの高速列車最新事情 振子電車 ICNと2階建てプッシュプル客車 長真弓
◆鉄道各線の実態と問題を現地に見る  紀勢本線[和歌山市−新宮] 鈴木文彦
◆鉄道政策ニュースを読む  地下鉄整備に対する助成制度について 佐藤信之

RAILWAY TOPICS

キハ126系一般形気動車の概要 河崎悟史

鉄道とともに50年(100) 齋藤雅男

特別企画●古のシルクロードの花道「天山南路」を鉄道でカシガルへ…
南疆鉄路全線踏破(前編) 竹島紀元/目黒義浩

◆鉄道・軌道整備に対する助成制度の概要
北九州モノレール小倉線について 佐藤信之/下村仁士

特別付録 2001年カレンダー「線路ぎわの四季」
 

  特集にあたって

 40年余り前、東海道新幹線の構想が発表されたころ、欧米では鉄道斜陽論が聞かれた。19世紀後半に急速に発達した鉄道は20世紀の前半までは特性を大いに発揮したが、戦争で社会基盤の整備が遅れた日本はともかく道路・航空輸送の発展の前に競争力を失いつつあったのである。新幹線計画の推進の支柱は、鉄道は近代化さえすれば決して斜陽ではないという国鉄トップの信念であった。開業後の新幹線はその正しさを実証し、欧州の鉄道先進国をあわてさせた。新幹線は世界最初の200km/h運転の高速鉄道であったから、その初期は未知の事柄も多くシステムの確立までには長い時間と経験の蓄積を必要とした。今日ごくあたりまえに走っている新幹線は、そうした先人の苦心の上に成り立っている。しかし世の中は変わり、鉄道に対する期待や位置付けも変化してきている。それに呼応した近代化を図らなければ、鉄道は再び斜陽化の道を歩むことになりかねない。21世紀の時代に適合するための新幹線の近代化とは何か。無事に運ぶだけで足るというものではないだろう。
 
   
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20011120   200101
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