表紙写真の撮影
沖勝則
特集●鉄道をデザインする

 
道東 夏休みスペシャル

◆列車追跡シリーズ-523 
夢と憧れを乗せて走った北斗星まりも 鶴通孝/沖勝則
 ○…根室本線高速化のダイヤ改正を機に展開中の道東キャンペーンにあわせ、「北斗星」の客車編成で運転された夜行特急「まりも」をレポート。多彩なイベント列車も走るが、これらを見ながら列車の旅のデザインについて考察する。

駆けめぐるイベント列車群― その勝算は? 鶴通孝/久保田敦

鉄道をデザインする 編集部

この駅が出立のとき ユニバーサルシティ駅で働くということ 鍋倉紀子/山崎友也
 ○…大型テーマパークとしてオープンしたUSJの最寄り、ユニバーサルシティ駅は駅員の大半が女性。旅客の案内と出改札業務を担当する彼女たちの肉声をもとに新しい駅の形を考える。

都内のチンチン電車に憩う 「一日きっぷ」で涼をとりながら 種村直樹
 ○…サービス改善とバリアフリーをめざして改築された東急世田谷線と、おなじみの都電荒川線を乗り歩き、地元に密着する電車の実態と沿線めぐりの楽しさを紹介。

通勤車両「快適」のデザイン 竹原あき子


SONIC 885


デザインは

公共のためにある

○…「つばめ」「ソニック」「かもめ」をはじめJR九州の特急車両、関連するサービスのデザインに活躍する筆者の、デザイン論とデザインの現場からの主張。美しいデザイン画も多数収録。

水戸岡鋭治

●連載・一般テーマ●
 
◆鉄道各線の実態と問題を現地に見る 10 東北本線・八戸線・北リアス線・山田線
みちのくの大三角 それぞれの未来 鈴木文彦

フランスの誇り TGV20周年にあわせて地中海に到達
TGV-Mediterranee 地中海線バランス〜マルセイユ間が6月開業 秋山芳弘

◆鉄道政策ニュースを読む 高度経済成長期の国鉄投資 佐藤信之

◆RAILWAY REVIEW 心に残る列車 種村直樹

RAILWAY TOPICS

東海道・山陽新幹線で10月1日ダイヤ改正 JR西日本700系B編成が運転開始

JR西日本485系「しらさぎ」リニューアル車 7両+3両分割編成が7月12日から運転開始

JR九州筑豊本線・篠栗線が10月6日電化開業 817系電車運転開始

■JR北海道711系近郊形の冷房化改造を開始
■青梅線に201系展望電車4両編成が登場
■わたらせ渓谷鐵道にお座敷展望客車が登場
■「ディズニーリゾートライン」7月27日開業
■名鉄 高山本線直通特急「北アルプス」廃止へ
■青森運転所583系で「月光」「しおじ」を運転
■阪神の設備投資計画 9300系は1編成増備
■能勢電鉄が「シグナス森林鉄道」をオープン
■新物流大綱決定でJR貨物も強化対策
■正面衝突の京福電鉄に事業改善命令
■58系「エーデルワイス」がさよなら運転
■JR九州885系が2001年ブルネル賞受賞
■三岐鉄道70周年でウィステリア鉄道除幕式
■休止中の南部縦貫鉄道が2002年廃止へ
■大井川鐵道 SL復活25周年で三重連運転
■「臨時大垣夜行」に神領車両区113系編成登場
RJ FLASH / RJ ESSENTIAL

◆2000年度下半期 私鉄車両のうごき 東京工業大学鉄道研究部

◆ローカル私鉄 光と風と大地と 12 
名古屋鉄道竹鼻線・八百津線 寺田裕一

ニュージーランド縦断 鉄道紀行 後編
クライストチャーチ→インバーカーギル→キングストン→ウェカパス→マルイア→グレイマウス→クライストチャーチ

蒸気を求めて最南端へ 櫻井寛

 「サザナー」(南島の人)の旅 窪田太郎

 五十余年ぶりに蒸気機関車を運転 竹島紀元

Overseas Railway Topics 秋山芳弘

消えゆくドイツのローカル線 東原昭彦

ドイツの高速列車プロジェクトが活発化


◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 2

営団半蔵門線押上延長と東武伊勢崎線との直通化工事 佐藤信之

◆三岐鉄道70周年記念コンクール「ルポ(訪問記)」部門 鉄道ジャーナル賞受賞作品
自転車とともに楽しむ電車の旅 前川智啓

Ilfa Formosa 麗しき島―台湾 高速鉄路 建設のあゆみ (6) 齋藤雅男

BUS CORNER

 
  特集にあたって

 鉄道の世界でも「デザイン」と言えば、新幹線や特急電車のスタイルやインテリアのことを思い浮かべるが、それでも、形や色の美しさや使い勝手だけで優れたデザインとは到底いえないのは当然である。利用者としては、日常の通勤通学などであっても、家族連れでの長い旅行の場合であっても、安心して気持ちよく利用できることが第一であって、最新の列車を選択すれば必ず希望がかなえられるというものではないことは、だれしも経験のあることであろう。車両が快適でも、慣れない広い駅で迷ったり、乗換えで歩かされたり待たされたり、あるいは急かされたり、荷物を置く場所がなかったり… 座席が確保できないときの情けなさは言うまでもない。現実の列車の旅は、実際にはかなり疲れるものなのである。もちろん、万人すべてを満足させることができないとしても、鉄道が今後も快適な交通機関であるために解決しなければならない課題はじつに多い。もっとも、それらは個別の問題でなく、正しく企業理念といったものに由来する領域と言えるのかもしれない。
 
   
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