表紙写真の撮影
山崎友也
2001年11月号

 
石見路の夜明け 高速化で巻き返しを図る山陰西線

◆列車追跡シリーズ-524 新鋭187系気動車特急スーパーくにびき1号
山陰海岸に光る稲妻 松本典久/山崎友也
 ○…米子〜益田間の高速化工事が完成し7月ダイヤ改正で運転開始した新設計の187系気動車による特急「スーパーくにびき」の乗車レポート。従来の振子式車両とは一風変わったシンプルなステンレス車体、2両編成という187系の実力を余すところなく紹介。

山陰本線高速化と7月ダイヤ改正のポイント 編集部

団体から個人へ 人気衰えぬ元祖ジョイフルトレインの実像
お座敷列車 せせらぎ&やまなみが行く 鶴通孝/沖勝則
 ○…今も人気のあるお座敷車両。1980年代半ばに多数登場した欧風・イベントカーなどジョイフルトレインは世代交代の時期にあるが、同時に、団体から個人客中心へと変化しつつある実態をレポート。

 百花繚乱の現役ジョイフルトレイン20選

 郷愁とメルヘンと… Kenjiで行く ぐるっとさんりくトレイン 瀬本秀和

 さよなら パノラマエクスプレスアルプス 平澤崇/沖勝則

紅葉の大川渓谷ラインから雪見列車へ 
会津線お座トロ列車 がんばる 種村直樹/沖勝則

ストアードフェアシステムの新展開 平澤崇

国道20号新宿跨線橋架け替えにともなう 
新宿駅改修工事 三浦鉄光/鬼柳雄一(JR東日本)
 ○…新宿駅南口に架かる甲州街道跨線橋を拡幅のうえ架け替える工事が進められ、あわせて新宿駅のホームや構内配線も列車の運行状況に即して大きく変更される。大規模な工事の全貌を紹介。

東海道・山陽新幹線の最近10年 編集部


●連載・一般テーマ●
Click
Topics

EH200

試運転中のEH200

E926形

回送途中のE926形試験車

帆柱ケーブル

一新された帆柱ケーブル

E231系

高崎線にも投入されたE231系

 
JR九州817系

新型車両プロフィールガイド

817系交流電車

○…筑豊本線・篠栗線電化開業用の近郊形電車。基本仕様は先に登場した815系に準じているが、車内設備やインテリアの意匠には目を見張る点が多い。

肥後秋一(JR九州)

◆鉄道各線の実態と問題を現地に見る 11
北海道の光と影を映す 室蘭本線 鈴木文彦

◆鉄道政策ニュースを読む 国鉄の第3次長期計画について 佐藤信之

◆RAILWAY REVIEW これからの駅弁は? 種村直樹

RAILWAY TOPICS

■JR九州筑豊本線 10月6日電化開業で消える50系客車列車 12系を連結して最後の活躍中

JR貨物EH200形901号機 高崎機関区に配置のうえ単機で性能確認試験を開始

JR東日本 新型新幹線総合試験車が出場
■青森運転所の国鉄色485系で「ひばり」復活
■小田急 純電気ブレーキ採用の3000形新造
■7月に木次線全線の特殊自動閉塞化を完了
■博多でJR九州885系ブルーリボン賞授賞式
帆柱ケーブル スイス製車両で営業再開
■鉄道貨物利用がISO認証取得の基準に
■JR旅客6社 夏季輸送概況は4年連続減少
■東京近郊424駅でSuica 11月スタート
■羽越線に着地型観光めざし「きらきらうえつ」
9月から高崎線でもE231系が運転開始
■営団千代田線工事で綾瀬〜北千住間終日運休
■伊予鉄坊ちゃん列車は10月12日運転開始
■JR北海道 「SLすずらん号」を増毛まで延長
■富士急 「トーマスランド号」のデザイン一新
■名鉄が今秋廃止の4線区に懐かしの名称列車
RJ FLASH / RJ ESSENTIAL

◆2000年度下半期 私鉄車両のうごき(続) 東京工業大学鉄道研究部

木曽森林鉄道のDLが復活しました りんてつ倶楽部

◆ローカル私鉄 光と風と大地と 13 
能勢電鉄 寺田裕一

トルコの都市鉄道 アンティークトラムから地下鉄まで 高橋敏昭

ノルトハウゼンのトラムを訪ねて 東原昭彦

北樺太西海岸の運炭軌道 加藤冽

Overseas Railway Topics 秋山芳弘

 ロンドン西部の高速列車がイメージチェンジ


◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 3

小田急電鉄東北沢〜和泉多摩川間線増工事 佐藤信之

Ilfa Formosa 麗しき島―台湾 高速鉄路 建設のあゆみ (7) 齋藤雅男

BUS CORNER

  
  特集にあたって

 日々変わることのなく動き続け、あまり変化のないように見える鉄道も、やはり時代の大きな潮流の中で変化を余儀なくされている。好景気に支えられたJR発足から1990年代初頭の時期は、鉄道復権が言われるほど鉄道輸送は順調に推移した。しかし同時に他の交通機関も発展を遂げたし、一方で景気の減速・低迷の時期に至って、鉄道は再び厳しい局面にさらされるようになった。日本の鉄道は、たしかに以前と比較して地力を付けておりサービスの質も向上している。その努力をあざ笑うかのように、利用者の意識のほうが先に大きく変わり始めた。一例は、団体輸送である。かつては旅客輸送の多くを占め、団体用に趣向を凝らした車両が競うように登場したのは最近であったが、その多くはうたかたのごとく消えた。需要を生みやすい大都市圏でも以前の勢いはない。同じように日常の都市圏輸送でも、あまり理由が明確でないまま鉄道離れが進んでいる。少数の特別な魅力よりも、一定の範囲であっても安心して使える交通機関であることが重要なのかもしれない。
 
   
  定価 900円  書店でお買い求め下さい。  

 

このページの先頭へ戻る〕 〔鉄道ジャーナル・ホーム
ブラウザの「戻る」「進む」ボタンと同じです。

20011120   200111
Copyright (c) 2000-2002 Railway Journal, Inc. (株)鉄道ジャーナル社