「スーパーはくと」のスピード

 本誌7月号「スーパーはくと」の記事に関して、HOT7000系車両の特徴でもある振子の機能を働かせて走行する区間は智頭急行線内だけではないかというご指摘を何件か、いただいています。智頭急行が開業し、「スーパーはくと」が走り始めた時点では、最高速度130km/h、かつ曲線での速度制限緩和という運転条件は智頭急行線内だけでしたが、鳥取地区での山陰本線・因美線の高速化工事完成にあわせ、2003年10月から、因美線智頭−津ノ井間では最高速度95km/h、津ノ井−鳥取間は110km/h、曲線通過速度はともに本則+10km/h、山陰本線鳥取−倉吉間では最高速度120km/h、曲線通過速度は曲線半径により本則+20ないし30km/hとなっています。同区間を走るキハ187系による列車も同じ条件です。

 これにより2003年10月改正時点では大阪−鳥取間は最速2時間19分(10分程度の短縮)となっていました。単線区間での行き違い待ち合わせなどで列車により到達時間には幅があります。現行ダイヤは2003年10月時点と比べて若干延びており、JR神戸線における快速電車等のダイヤ見直し措置による影響も見受けられます。現行の最速列車は大阪−鳥取間で2時間24分です。

 「列車追跡」では、記事の性格上、テクニカル面の深い記述を連ねることが難しく、結果的に言葉足らずの面が生じたことは、今後の検討課題としたいと思います。

 なお、振子車両が所定の速度向上区間以外を走行するときは、制御シリンダへの圧力空気等の供給を遮断することにより、自然振子の作用についても中立に固定される仕組になっています。

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