近鉄 吉野特急に16600系を投入。

 近畿日本鉄道は、狭軌路線である南大阪線・吉野線を走る「吉野特急」(大阪阿部野橋~吉野間)に、先に登場した標準軌路線用の22600系Aceと設計コンセプトを同一とする新系列16600系を投入し、6月19日より営業運転を開始する。車体は鋼製で、丸みを帯びた滑らかな形状。
 「Ace」シリーズではとくに車内の快適性向上に重点が置かれており、座席はゆりかご式リクライニングシートを装備。インテリアデザインは落ち着きと高級感を意識し、温水洗浄便座やパソコン用のコンセントの設置、客室の全面禁煙化(喫煙室をデッキ部分に設置)なども盛り込まれた。今回はモ16600-ク16700の2両編成2本が製造された。

成田エクスプレス 253系が引退。

 E259系の増備に伴い、1991年3月の「成田エクスプレス」運転開始以来運用されてきた253系電車は、6月30日の運転を最後に「成田エクスプレス」から引退する。 これを記念して、JR東日本の千葉・八王子・大宮・横浜の各支社で引退記念入場券を発売(発売個所により発売日が異なる)するほか、「253系N’EX ありがとう記念旅行商品」として、成田スカイアクセス開業の7月17日に大船~成田空港間1往復の団体臨時列車が運転される。(大船発9時29分=予定、首都圏のびゅうプラザで発売)
 また、運用を離れた253系の3両編成2本が長野電鉄に譲渡された。長野電鉄ではワンマン運転化改造などを行って、2011年春から長野~湯田中間の特急に充当する予定。

ブルーリボン賞にE259系

 鉄道友の会は6月9日、2010年のブルーリボン賞(会員の投票をもとに優秀と認めた車両)の該当車両としてJR東日本のE259系を選定することを決め、発表した。選定の理由は、日本を代表する国際空港と首都圏主要駅をダイレクトに結ぶ列車にふさわしい設備と性能を兼ね備えた車両であり、多くの会員の支持を集めたこと。
 また、ローレル賞(選考委員会において性能、デザイン、製造企画、運用などの諸点に卓越したものがあると認めた車両)には、近鉄22600系を選定した。「全ての特急利用客に、快適な移動空間を等しく提供するという特急サービスの新たなスタンダードを確立した」という特徴が評価された。