阪急京都線に「京とれいん」を運転。

 阪急電鉄は、6300系を改造した観光特急「京とれいん」を3月19日より梅田~嵐山間の臨時快速特急として運転する。当面は5月8日までの土休日に1往復運転し、5月14日からは土休日運転の梅田~河原町間の快速特急4往復に充当する。

京とれいん

阪急電鉄6300系の「京とれいん」

 「京とれいん」は6354編成を6両編成としリニューアルしたもので、「京扇」をデザインしたラッピングが施されている。中間2両は車内へのエントランスに格子状の飾りを設けてデッキ風にするとともに、座席は半個室風のボックスシートとし、京町家をイメージした車両となっている。前後各2両は京唐紙の伝統柄「蘭の華散らし」、「麻の葉」をイメージしたデザインを取り入れている。

アーバンネットワークの225系電車が営業運転に。

 JR西日本の新しい近郊形電車225系が、12月1日よりJR京都・神戸線の新快速と阪和線で営業運転を開始した。JR京都・神戸線等で運用される網干総合車両所の0代は8両編成5本の40両、日根野電車区配置の5000代が4両編成21本の84両でスタートした。(両数は平成22年度分) 225系は223系との併結運転も可能。

 阪和線では当面、阪和線内の快速を中心に運用されており、103系の置き換えが進められるが、3月改正以降は増発となる関空紀州路快速にも運用される。また、221系は、225系投入に伴い阪和線の運用を外れている。

 今後、0代は2012年度までに110両、5000代は2011年度までに116両が投入される計画。

阪和線快速225系

阪和線快速で営業運転に就いた225系

常磐線の貨物列車牽引にEF510が登場。

 従来、JR東日本の田端運転所所属のEF81が充当されていた常磐線などの貨物列車牽引に、12月1日よりEF510形500代が使用されるようになった。寝台特急「北斗星」「カシオペア」牽引機と共通運用で、「カシオペア」色の509・510号機が入る可能性もある。同所のEF510は老朽化したEF81の代替として15両が新製された。田端運転所のEF81は国鉄時代から常磐線などでの貨物列車運用をもっているが、EF510の新造予定両数はそろっており、同所のEF81の大部分が置き換えられることになる。機関車はJR東日本の所属であるが、貨物列車ではJR貨物の運転士が乗務している。

常磐線の貨物列車

常磐線で貨物列車を牽引するEF510

189系気動車が「はまかぜ」でデビュー。

 「最後のキハ181系特急」として大阪~香住・浜坂・鳥取間各1往復に運転されてきた特急「はまかぜ」が、11月7日(日)より新型気動車189系に置き換えられ、キハ181系が定期列車の運用から引退した。「はまかぜ」の運転区間やダイヤは従来どおり。利用者が少なかったグリーン車が外され、普通車指定席2両、普通車自由席1両(全車禁煙)の3両編成が基本となっている。

余部橋梁を行く189系はまかぜ

余部橋梁を行く置き換え初日の特急「はまかぜ」

 当初の計画では189系への置き換えは2011年春が予定されていたが、当面の定期運用に必要な新製車両が落成したことや、利用客が最も多い冬場の「松葉がに」のシーズンにあわせて新型車両をアピールするため、営業運転開始が繰り上げられた。

 なお、定期運用を離れたキハ181系についてはすぐには廃車とはせず、操配用として2010年度末までは京都総合運転所への配置が継続される見込みである。新形式の189系は3両編成7本、計21両が最終的にそろえられる。

E5系「はやぶさ」は2011年3月5日営業開始。

 JR東日本は、新型新幹線電車E5系による「はやぶさ」を、2011年3月5日から東京~新青森間で運転することを発表した。

東京駅に進入するE5系新幹線電車。

3月5日から「はやぶさ」でデビューするE5系。(東京駅)

 3月5日以降、東京発8時12分の「はやぶさ1号」(新青森着11時22分)、同9時36分の「はやぶさ3号」(同12時46分)、同21時36分の「はやぶさ5号」(仙台着23時12分)、上りは仙台発6時25分の「はやぶさ2号」(東京着8時)、新青森発6時10分の「はやぶさ4号」(同9時24分)、同18時14分の「はやぶさ6号」(同21時24分)の3往復がE5系10両編成で運転される。最高速度は300km/h(宇都宮~盛岡間)。途中停車駅は大宮・仙台・盛岡で、4号のみ八戸にも停車。「はやぶさ1号」から「スーパー白鳥15号」への乗り継ぎで函館着は13時44分。

 特急料金は別建てで、東京~新青森間で普通車指定席利用の場合7000円(通常期、「はやて」は6500円)である。また、新青森寄り10号車は新たに大型のリクライニングシートを備え、専任のサービススタッフが乗務する「グランクラス」(定員18)となる。グランクラスの料金は東京~新青森間乗車の場合は10000円(一般のグリーン車料金は5000円)で、総額は26360円(通常期、特急料金は510円引き)となる。

余部橋梁の架け替え工事が完成。

 山陰本線の余部橋梁は7月17日以来、運転を中止して最終の工事を行っていたが、8月12日始発から新橋梁の使用を開始して運転を再開した。鎧駅側は既存のトンネルにつなぐため、Sカーブになっている。新橋梁はコンクリート製で、防風対策も強化しており、風による運転規制は大幅に緩和される見込み。旧橋梁は、余部駅寄りの一部を残して解体される。

余部新橋梁を行く下り列車

運転再開初日、余部新橋梁を行く下り列車。

カシオペアカラーのEF510 登場。

 新造、配備が進んでいるJR東日本のEF510のうち、「カシオペア」の客車に合わせたカラーで登場した509号機が、7月23日上野発の「カシオペア」から営業運転に就いた。投入されるEF510形500代15両のうち「カシオペア」塗装機は2両。

「カシオペア」の先頭に立つEF510 509号機。(上野駅)

 なお、「カシオペア」の牽引機は6月25日からブルーのEF510に置き換えられ、その後、7月14日上野発から「北斗星」もEF510牽引となっていた。この間、IGRいわて銀河鉄道線が災害で不通となった影響で、7月18日発車の「カシオペア」「北斗星」は上越・羽越線経由で運転され、急遽、EF81が牽引している。

高速新幹線E6系量産先行車を公開。

秋田新幹線E6系

秋田新幹線用の新型車両E6系(量産先行車)

 JR東日本が開発を進めている、東北新幹線E5系と併結して320km/hで営業運転可能な秋田新幹線用車両E6系の量産先行車が完成し、7月9日に公開された。E5系と同様のロングノーズタイプの先頭形状、走行・制動性能の向上とフルアクティブサスペンションを導入し、車体傾斜装置(新幹線区間)を採用、在来線の急曲線にも対応している。現行E3系と同数の定員を確保するため、1両多い7両編成となっている。車体はアルミ合金製で、ロングノーズ部分と屋根部分の茜色が印象的。車体のベースカラーは飛雲ホワイトで、車体中央と上部にアローシルバーのラインを配している。

 E5系「はやぶさ」は2011年3月に営業運転を開始するが、E6系のほうは2012年度末に最高速度300km/hで営業運転を開始し、2013年度末には320km/h運転を行う計画。

近鉄 吉野特急に16600系を投入。

近鉄16600系

南大阪・吉野線に投入される16600系。

 近畿日本鉄道は、狭軌路線である南大阪線・吉野線を走る「吉野特急」(大阪阿部野橋~吉野間)に、先に登場した標準軌路線用の22600系Aceと設計コンセプトを同一とする新系列16600系を投入し、6月19日より営業運転を開始する。車体は鋼製で、丸みを帯びた滑らかな形状。

 「Ace」シリーズではとくに車内の快適性向上に重点が置かれており、座席はゆりかご式リクライニングシートを装備。インテリアデザインは落ち着きと高級感を意識し、温水洗浄便座やパソコン用のコンセントの設置、客室の全面禁煙化(喫煙室をデッキ部分に設置)なども盛り込まれた。今回はモ16600-ク16700の2両編成2本が製造された。

成田エクスプレス 253系が引退。

 E259系の増備に伴い、1991年3月の「成田エクスプレス」運転開始以来運用されてきた253系電車は、6月30日の運転を最後に「成田エクスプレス」から引退する。 これを記念して、JR東日本の千葉・八王子・大宮・横浜の各支社で引退記念入場券を発売(発売個所により発売日が異なる)するほか、「253系N’EX ありがとう記念旅行商品」として、成田スカイアクセス開業の7月17日に大船~成田空港間1往復の団体臨時列車が運転される。(大船発9時29分=予定、首都圏のびゅうプラザで発売)

6月末限りで運用から離れることが決まった253系

 また、運用を離れた253系の3両編成2本が長野電鉄に譲渡された。長野電鉄ではワンマン運転化改造などを行って、2011年春から長野~湯田中間の特急に充当する予定。