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●一般テーマ・連載 国産初の超低床路面電車 |
特別企画 年度末の明暗====== 規制緩和で決断が迫られる地域交通の今後 長野電鉄木島線廃止の背景 鈴木文彦/沖勝則 ACトレイン E993系試験車両 編集部 厳しさ増すJRバスローカル線と乗合バス規制緩和 鈴木文彦 ◆鉄道政策ニュースを読む 特殊法人改革について 佐藤信之 RAILWAY TOPICS 中央本線御茶ノ水駅構内で分岐器交換工事を実施
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シリーズ◆世界の鉄道めぐり 4 シベリア鉄道(後) 秋山芳弘 オーストラリア鉄道紀行 パッフィン・ビリーにSLと自然を求めて Roy Sinclair DB技術センターを訪ねて ハイテク鉄道車両の開発現場を見る 東原昭彦 Overseas Railway Topics 秋山芳弘 BUS CORNER
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●特集にあたって● 北海道の鉄道は、広大な土地の多くを占める山地や原野をはさんで都市が点々とする立地、そして冬季の厳しい自然条件など、日本列島でも特異な条件下で運営されている。近年は札幌と一部の都市への人口集中が進み、とくに旺盛な通勤通学需要がある札幌都市圏輸送以外は閑散線区としての輸送実態で、限られた都市間輸送で生きてゆかねばならない宿命にある。観光リゾート開発が華やかなころには優れたリゾート車両も輩出したが、昨今は北海道の観光自体に転機が訪れて、この分野でも鉄道輸送は少なからず影響を受けている。しかし、冬は気象条件から道路交通や航空輸送が不安定になり、鉄道は比較的安定感があるために都市圏・都市間輸送ともに需要が著しく伸びる。通常は年末年始の時期に限られる冬の繁忙期が、12月から2月までの3ヵ月間に拡大されているのが特徴である。新型車両投入と高速化などの施策が効果を上げた区間では編成の増結が常時行なわれており、限られた車両数の中で柔軟な運用が図られている。積極的な施策がさらに求められている。 |
編集長:竹島紀元 |