表紙写真　目黒義浩

汽車と展望車のロマン　栗原隆司／真島満秀写真事務所

タブレット閉塞・機械連動・腕木式信号機
ノスタルジック　うみねこライン〔八戸線〕　鶴通孝／目黒義浩

十和田観光電鉄の古強者が行く最後の夏
いつも身近にあった　ふるさとの電気鉄道　小野崎孝／梅木隆秀

列車追跡シリーズ-533　少しずつ去ってゆく国鉄型車両のメモリー
山陽路を走る103系電車を乗り継ぐ　松本典久／山崎友也

103系電車の歩みと現状　編集部

都市交通のニューウェイブ
低床ノンステップ電車の曙
○…熊本・広島・鹿児島・松山・高知の超低床電車導入の背景を探る。　鶴通孝／目黒義浩

岡山電気軌道
9200形MOMO　デビュー

鉄道各線の実態と問題を現地に見る（13）
野岩鉄道・会津鉄道　鈴木文彦

　
「関東の駅百選」を歩き、遊ぶ　（3）　房総方面に目を転じたら　種村直樹

◆新型車両プロフィールガイド

253系特急形直流電車N'EX増備車　加藤純

ジョイフルトレインき・ら・き・らみちのく　佐藤俊吾

◆鉄道政策ニュースを読む　高松琴平電気鉄道の経営再建について　佐藤信之

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RAILWAY　TOPICS

東北新幹線盛岡〜八戸間は12月1日開業　直通特急の愛称は「はやて」

鳥取県内の山陰本線・因美線・境線の高速化工事着工　来年秋完成予定

■盛岡のお座敷客車「ふれあいみちのく」引退
■E257系増備で7月に「かいじ」全列車置換え
■南武支線に205系先頭車化改造車を投入
■浜松町駅のバリアフリー化　年末に着手
■箱根ロープウェイで新型ゴンドラ運転開始
■京阪9000系　中間4両をロングシート改造
■南海　和歌山港〜水軒間は5月25日限り
■JR西日本　0系・100系新幹線を塗装変更
■JR九州ダイヤ改正でキハ28形最古参車引退
■JR東日本の全株を売却　完全民営化達成
■ゴールデンウイーク輸送は前年割れ
■長野・山形新幹線では雨量規制を見直し
■300X試験車を鉄道総研に譲渡　米原へ
■大阪環状線と学研都市線に女性専用車
■東急が世田谷線にICカード回数券を導入
■富士重工業が鉄道車両製造から撤退

シリーズ◆世界の鉄道めぐり　8　台北のメトロ　秋山芳弘

韓国型高速列車G7　その開発の意義　藤田崇義

「英国鉄道紀行2万キロ」の旅と執筆を振り返って―　日本とイギリス　鉄道比較　宮田進

三井鉱山軌道と樺太セメント工業（株）敷香工場線　加藤洌

クアラルンプールの空港連絡鉄道が開業

◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究　11
岡山市における路面電車延伸計画について　佐藤信之

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Ilha　Formosa　麗しき島―台湾　高速鉄路　建設のあゆみ（16）　齋藤雅男

BUS CORNER

●特集にあたって●　新幹線から通勤電車に至るまで最近の変貌ぶりはめざましく、より速く、より美しく、より経済的になってきている。鉄道は明治いらい脈々と続くレールの上に成り立つ総合システムなので、ある日を境にすべてが一新されることはまずなく、技術の進歩を見ながらも堅実な変化を遂げている。しかし、そのような中でも、旧来のシステムや姿は逐次淘汰されていく。最近は終焉近い列車を昔の姿に戻しての記念運転や保存活動なども盛んに行なわれるようになったが、人知れず消えていくものも当然ある。鉄道趣味の視点にありがちな、昔のものをすべてよしとし、新しいものを拒絶する態度は慎まなければならないが、これまでに培われてきた鉄道のあらゆる姿が技術と実績の積み重ねのうえに成り立つものと見ると、古いものの記録とこれを冷静に振り返ることは重要な意味をもつ。それとともに、紛れもなく人が動かしてきた鉄道ではあるが、その姿が次第に希薄になってきていることに気づく。人の手を感じる鉄道。それが未来の鉄道にも重要なテーマではないだろうか。

編集長：竹島紀元
副編集長：宮原正和
編集部：
三浦衛　鶴通孝 杉浦誠
平賀尉哲
写真部：
沖勝則　目黒義浩
デザイン：
唯野信廣（唯野事務所）