![]() ![]() 長根広和 |
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かもめ・みどり・ハウステンボス・さくら・はやぶさ 最重要幹線のジャンクション 米原駅の奮闘 平澤崇/目黒義浩 100年近い歴史がありミステリーにも 分割併合列車やぶにらみ 種村直樹 瀬戸大橋がもたらした四国の新しい列車体系 鶴通孝/沖勝則 |
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●連載・一般テーマ● | ||||||||||
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◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 4 Ilfa Formosa 麗しき島―台湾 高速鉄路 建設のあゆみ (8) 齋藤雅男 BUS CORNER |
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特集にあたって 多層建て列車には、線路容量の有効活用、輸送需要へ変動への対応、幹線〜支線の直通運転、乗務員運用の効率化など多くのメリットがあるが、限られた輸送基盤を最大限に活用しようという現実的な施策でもあり、需要の伸びに輸送力増強が追いつかなかった1950年代半ばから60年代に各地で積極的に取り入れられた。当時は動力種別を超えた併結運転は行なえなかったので、幹線〜支線の直通列車を中心に多くの場合気動車が主役であった。反面、分割併合時の時間のロスや列車ダイヤの硬直化などのデメリットもあり、幹線電化や新幹線開業にともない新たな高速列車体系が指向されて、1970年代以降は急速に縮小されている。現在、東海道新幹線が全列車16両編成であるのに対し、東北新幹線は6両から16両までの幅があり、東海道に対する東北の運転状況が多層建て列車の意義と長所短所を端的に物語っている。現代の分割併合作業は以前と比べ自動化が進み、時間も短くなったが、分割併合のための停車自体がロスでもあり、よりいっそうの研究開発が求められよう。 |
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